馬場馬術競技A2課目 受け売り乗馬教室先頭ページに戻る

 日本馬術連盟(JEF)の馬場馬術競技A2課目 というのが、馬術練習にはよいだろうとM先生に教えてもらうことにした。普通、馬術競技は20mx60mのアリーナで行うが、A2課目は20mx40mという狭い簡略化したアリーナで行う。
 採点基準はこちらを参照。おおむね60%の得点を得られれば、その課目で求められている運動はほぼできているということになるらしいから、まずは60%が初心者としては目標。
 日本馬術連盟主催競技会あるいは連盟の公認競技会に出場するには日本馬術連盟認定資格B級以上が必要。この認定資格にはA級からC級まであり、B級というのは他にも試験項目があるが、A2課目で45%以上の成績をとれる力が必要という。

 経路図上で緑、青、赤の矢印の意味は以下の通り。
速歩では軽速歩は使わず、正座速歩が基本。駈歩でもツーポイント姿勢などはとらない。

・全体に共通な留意点

ー 採点表には参考時間4分15秒とあるから、以下の経路はこの時間で回るのが良いペースらしい。

ー Xまでの入場や演技終了後の退場は採点対象外。ただし、Xできちんと止まれるかどうかは採点対象だから、実質Aからの入場パスも含めて、演技終了して敬礼するまで審査対象だと思った方がよさそう。

ー MやHといった位置を示す標識(標記・マーカー)で運動を起こす(曲がったり、歩様を変えるなど)のは、そこを騎乗者の体が通った時であり、馬の鼻面が通ったときではない。けれども、体が通ったときに扶助を開始するとタイミングが遅れてしまうから、馬の鼻面がマーカーを通ったときから扶助を開始するとよい。ただし、馬による個性の違いや速度の違いで調整が必要。

ー 隅角通過は直径6mの巻乗りの1/4の円弧で曲がる。常歩だからといって鋭角すぎないように、駈歩だからといってだらだらと半径が大きくならないように。

ー 失敗したとき(反対駈歩、速歩が常歩に落ちてしまった、など)は直ちに修正する。すぐに直せば大幅減点にはならないらしい。こういうときの修正は素早くやる、だから、じわっとした扶助でモソモソと修正でなく、拍車もピシッとつかうような瞬間的強い扶助で修正する。



・各経路での運動と採点基準

A:尋常速歩で入場(Xで停止)

・もさもさと止まる事の無いよう、半減脚を使って
手綱をしっかりへその前に控えて止める。
・四本の脚に均等に加重した状態で止まれるように練習しておく。


















X:停止ー不動ー敬礼
 尋常速歩で発進
C:右手前蹄跡に入る
A~C着眼点:ペース、停止、移行の質、真直性、コンタクト(10点)

Mから斜め手前変換

・敬礼は手綱を左手にまとめて持って、右手を右斜め下に伸ばして一礼、あるいは、右手を折り曲げて指先をこめかみに近づけて一礼。
・Cや隅角ではしっかり半減脚を使って馬の方向を変える。
・G~Mがだらだらとした円弧にならないように注意。













MXK:歩幅を伸ばした速歩
KA:尋常速歩
C~A着眼点:明確でスムーズな移行(10点)


・歩幅を伸ばすときは、しっかり脚で圧迫し
手綱はしっかり持って、拳一つ程度譲る。
 脚・拳の左右のバランスが悪いと、馬が左右によれてしまうので注意。
・Kの手前で半減脚を使って尋常速歩に戻す。
 隅角に近づくと馬の速度が自然に落ちることを利用すれば、それほど歩幅を戻すことに注力しなくてもよい。 













AC:蛇乗り3湾曲
A~C着眼点:速歩と湾曲の質、図形の正確さ(10点)

・円弧をつなげたような図形でなく、U字をつなげたような図形を描く。
・最初の湾曲はKEの中間を目指して進むように曲がる。
 直径13mの円弧だから、かなり小さな円弧を描くつもりでないと、円弧が大きくなりすぎる。
・2番目の円弧はBMの中間点を目指して進めるように曲がる。
















CH:尋常速歩
HK:歩幅を伸ばした速歩
KA:尋常速歩
C~A着眼点:速歩の整正と歩幅の伸展、真直性、明確でスムーズな移行(10点)























AF:中間常歩
FXH:斜め手前変換、手綱を伸ばした常歩(軽いコンタクト)
HC:尋常常歩
A~C着眼点:速歩から常歩への移行、真直性、明確でスムーズな移行(10点)























CC:右尋常駈足で発信、続いて右へ直径20mの輪乗り
CC着眼点:駈足へのスムーズな移行、輪乗りの整正、馬体の屈曲と平衡(10点)

























CM:尋常駈足
MF:歩幅を伸ばした駈足
FAK:尋常駈足
C~K着眼点:駈足の整正、歩幅の伸展、明確でスムーズな移行(10点)

KX:尋常駈足





















XM:尋常速歩
MC:中間常歩
K~C着眼点:スムーズな移行、真直性、速歩の整正(10点)

























CC:左尋常駈足で発信、続いて左へ直径20mの輪乗り
CC着眼点:駈足へのスムーズな移行、輪乗りの整正、馬体の屈曲と平衡(10点)


























CH:尋常駈足
HK:歩幅を伸ばした駈足
KAF:尋常駈足
C~F着眼点:駈足の整正、歩幅の伸展、明確でスムーズな移行(10点)

FX:尋常駈足





















XH:尋常速歩
HC:中間常歩
F~C着眼点:スムーズな移行、真直性、速歩の整正(10点)




















C:尋常速歩で発進
B:右へ直径10mの半輪乗り
C~B着眼点:常歩から速歩への移行、半輪乗りの整正(10点)

X:中央線に入る
G:停止ー不動ー敬礼
X~G着眼点:ペース、停止、移行の質、真直性、コンタクト
(10点)
手綱を伸ばした常歩でAから退場



















総合観察 (以下の項目各10点)
1. ペース(自由自在に変じ、かつ整正であること)
2. インパルジョン(馬の前進意欲、弾発ある運歩、
          背の柔軟、後躯のエンゲイジメント)
3. 従順性(集中力、自信に満ちた演技力・運動の調和
      軽快性及び無理のなさ、ハミ受けと前肢の軽快性)
4. 騎手の姿勢、騎座:正確かつ有効な扶助




このページ先頭へ 受け売り乗馬教室先頭ページに戻る